<令和6年度伴走型小規模事業者支援推進事業>
匠シリーズ(匠人プロジェクト・匠味プロジェクト) 発信事業
久留米南部商工会では、発達支援計画に基づき、令和6年度事業として匠シリーズ発信事業(匠味プロジェクト・匠人プロジェクト)を実施しました。
このプロジェクトは、環境変化に対応した販売促進支援として、従来の商品に重点を置いた販促ではなく、経営分析を通じて技術や職人の魂など定量評価しにくい各企業の「知的資産」・「味」・「人」を掘り起こし、「匠味」「匠人」を選出し、販促に繋げる支援を実施致しました。さらには、うなぎ、城島瓦、黒松などの地域の特産品についても同様に発信することで地域の観光需要を掘り起こすとともに、その事業所の新たな需要の開拓の支援を目指しました。
このプロジェクトの特徴としては、久留米大学生と連携したことがあげられます。今年度は、久留米大学経済学部藤谷岳研究室の学生のご尽力を頂き、大学生が各事業所に訪問し、匠人・匠味を体験しながら、大学生の感性でポスター製作とSNSの発信を実施しました。
<匠味プロジェクト・・・5社>
⇒ 大学3,4年生グループ
「匠味」の久留米大学生によるポスター製作による販促事業
「知的資産」の掘り起こし支援を実施した企業の中から「匠味」を5社選出し、久留米大学生による各事業所の味や料理の取材、デザイン及びキャッチコピー等の企画・検討を実施し、ポスターを製作しました。
<焼とり・ちゃんこ どすこいさんとの打合せ>
<QQQKURUMEさんとの打合せ>
<久留米大学での商工会職員による講義>
<マルタ醤油醸造元さんでの撮影>
初めて実施した 匠味プロジェクト。味や料理の最高の写真を撮ることの難しさや表現することの難しさをとても感じました。キャッチコピーも含め、デザインなど大学生(消費者)と事業所(販売者)との視点の違いを取り入れながら、それぞれ味わいのある匠味のポスターが完成しました。
匠味プロジェクトポスター(3社)
「匠味プロジェクト」
in FOOD STYLE Kyushu2024
2024年11月13日~14日にマリンメッセ福岡にて開催された「Food style Kyushu」に匠味に認定した事業所より2社を選出し、出展しました。久留米大学生によるポスター製作やSNS発信だけではなく、実際の商談会にて販売促進を実施しました。
<千代海苔㈱さんとの打ち合わせ>
<㈱サンバラさんとの打ち合わせ>
1,288社が出展し、16,525名が来場した巨大なイベントの中、学生たちは緊張した様子でしたが、お客様の応対を行うにつれ、元気よく説明を行えるようになり、「地元の特産品をサポートできることにやりがいを感じます。多くの人に商品の魅力を知ってもらえるよう頑張ります!」と意気込んでいました。
プロジェクトに関わって下さった、学生の皆様、約4ヶ月間にわたり、各事業所に訪問したり、商工会で協議したり、SNSでの発信などたくさんのご尽力を頂き、ありがとうございました。 また、商談会では、事業所に代わり、商品の説明や来場者からの商品ニーズの把握など、売上に繋がる販促をして頂いたこともたいへん感謝しています。
匠味プロジェクトポスター(2社)
笑顔が素敵な大学生がモデルをしてくれました。キャッチコピーの「これは茶碗蒸しの広告です」は、若者らしい感性だと思いました。
海苔を思わせるポスター。
千代海苔さんのロゴを千代紙を使って
表現するなど、素晴らしかったです。
<匠人プロジェクト>
⇒大学2年生グループ
「知的資産」の掘り起こし支援を実施した事業所より「匠人」を20社選出し、久留米大学生による各事業所の強みの分析や取材、キャッチコピー等の企画・検討を実施し、ポスターを製作しました。商品製作・販売にかける経営者や職人のこだわりなどが伝わるようなポスターを製作し、販路開拓を目指しました。
<紳士的な木下自動車さん>
<ご夫婦仲良いすし増さん>
<海外を走る㈲老木園さん>
<豪快なサカイ工業㈱さん>
大学生の皆様が合計56回の事業所への訪問を実施し、その事業所の匠人から、経営や苦労話、事業についての生の声を聞いて、たいへん良い社会勉強になったと思います。また、自分たちの「地域」やそこで事業を営む「人」を改めて知ることができる貴重な経験もできました。
また、事業所も大学生が来ることに刺激を受けると同時に、熱く事業について語ることで、自分自身の考えや思いを再認識したと思います。
<鬼夜大好きYショップ大善寺店さん>
<愛犬家のアクティブ・ワンなかむらさん>
<新日本プロレスファンのタイヤショップ川原さん>
<いぶし銀の渋田瓦工場さん>
久留米南部商工会の全職員が、大学生と一緒に事業所を訪問するだけではなく、久留米大学の講義に参加し、このプロジェクトや久留米南部商工会の説明、各事業所の素晴らしいところや就職活動(就活ネタ)など、学生に伝えたい様々なことを発信してきました。
キャッチコピーの検討については、事前にグループラインにてデザイン案を紹介し、また、各事業所を訪問した学生からのメモを参考に6グループに分かれて、検討を実施しました。
学生らしい発想のものなど、なかなか面白いキャッチコピーの提案がされました。
学生からの提案を受けた事業所の皆様が熟慮して、それぞれのキャッチコピーを完成させました。
なかでも、DARUMA hairさんは、学生6グループのキャッチコピー案を全部活用して下さり、商工会としては、たいへん感謝しております。
グループ①案 ・・髪職人
グループ②案 ・・ The Best Cut
グループ③案 ・・ Make Beautiful
グループ④案 ・・ 髪はおまかせあれ
グループ⑤案 ・・ 髪で魅せる
グループ⑥案 ・・ 美
令和6年度 匠人プロジェクトポスター(20社)
今年度も無事に事業を終えることが出来て安堵しております。匠人の皆様、久留米大学の皆様、デザイン会社のcadeau(カドー)の米倉様をはじめ、たくさんの皆様のご理解とご協力をありがとうございました。このプロジェクトによって、会員事業所の販促活動や大学生の皆様の社会経験、そして商工会の伴走支援ができ、たいへん感謝しております。
具体的には、リアルポスターによる企業の販促やデータポスターによる各企業のSNSでの販促、さらには、大学生によるSNSでの発信、大学生の社会体験、商工会及び小規模企業者への就職意識の向上、そして、商工会の支援の見える化及び発達計画並びに伴走型支援の推進などたくさんの相互効果があったと思われます。
また、令和5年度は新聞や福岡県商工会連合会の情報誌、yahooニュースなどに取り上げていただき、この事業を拡散できました。おかげさまで、今年度は全国商工会連合会の情報誌に掲載される予定になっており、昨年度以上の拡散ができるものと期待をしております。
令和5年度
匠シリーズ(匠人プロジェクト)
令和5年度は、令和4年度の匠人プロジェクトの強化を図りました。
令和4年度は、匠人を発信するために匠人のPRパンフレットを作成し、匠人の「魂や想い」「人」を中心に記載したパンフレットを作成しました。顧客をより強固なファンにすることでの販促は上手くいきましたが、SNSによる発信力が弱かったことが課題と感じました。このため、今回はパンフレットではなく、一目で分かるポスターに変更し、そのポスターに大学生が関わることで、インスタ映えするようなデザインにし、さらには、大学生のSNSでの発信力を借りたいと考え、久留米大学と連携して実施しました。
大学生が各事業所に訪問し、キャッチコピーを考えるために事業者の話を聞きました。商工会職員も初めて聞くような話があり、事業者の大学生への伝えたい想いをたくさん感じることができました。事業者、大学生、商工会職員にとっても、たいへんよい経験になりました。
久留米大学の2023年後期履修演習 中村寛樹先生(受講者29名)のご尽力を得て、大学生とともにポスターの製作やキャッチコピーの考案に取り組みました。また、商工会の新年賀詞交歓会に大学生を招待したり、新聞に掲載されたり、大学生には様々な社会経験の場となると同時に広告塔として、SNSをはじめ、たくさんの発信を実施して頂きました。
西日本新聞 2024年1月14日に掲載
福岡県商工会連合会の情報誌に掲載
令和5年度
匠人プロジェクトポスター(25社)
令和4年度
匠シリーズ(匠人プロジェクト)
コロナ禍において、観光振興や新規顧客の来店やイベント等が、厳しい環境に迫られ、非対面のネット販売や地域の既存顧客への販売強化など、コロナ前とは違う販売方法が求められている環境にあります。そのような中、コロナ禍の販促支援として、今までの商品を目玉にした冊子ではなく、事業所の経営者や職人の魂や技(知的資産)に重点を置き、そこから繰り出される商品・サービスというスタンスにて発信することにより、既存顧客に再認識させ、強固なファンにすることで購買活動を促し、新たな需要をつくるとともに、さらには、日本酒、うなぎ、えつや城島瓦、三潴の黒松などの地域の特産品についても同様に発信することで地域の観光需要を掘り起こすなど、新たな需要の開拓を目指すために、ライターによる取材でのPRパンフレットを作成しました。
令和4年度 匠人パンフレット
(12社・・・表紙のみ掲載)